イシカワらしくない質問は、非常にイシカワらしい言葉だと思った。 俺が答える間も置かず、イシカワは再び傷ついた俺の唇をついばむように何度も吸い、まるで吸血鬼のように俺の血を舐めとっていった。心地良い触れ合いは時の流れを忘れさせたが、サイドテーブルに置かれた琥珀色のグラスが冷たい音を鳴らした時、俺は流れる時間の存在を思い出した。 Boyhood -Isikawa/Togusa- 攻殻ファンフィクションGITS Fan fiction.随時追加 ①イシカワ×トグサ R-15All Rights Reserved
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