Ore no Imouto ga Konnani Kawaii Wakeganai

Ore no Imouto ga Konnani Kawaii Wakeganai - Vol. 3

じんせいた九月。妹からとんでもない人生相談を受けたあの日から、三ヶ月が経っていた。やすつおれあのとき安請けA口いしちまったばかりに、ここ数ヶ月というもの俺の身の回りには、思い返いできごとすだけで田目が痛くなる出来事が、いくつもいくつも起こった。しゆみせわ妹に同じ趣味の友達を作らせようと世話を焼いたり。趣味の会合に同行させられたり。おもでえん夏の想い出作りのために、俺には縁のない場所に連れて行かされたり。ひみつふんとう秘密がバレそうになるたびに、奮闘してやったりー。大っキレーな妹なんぞのためになあ......自分でも、ガラでもねーって思うよ。だがまあ、しようがなかった。だれきようせい誰に強制されたわけでもない。その時々で、俺は、そうしたかったんだから。俺はあいつと、ここ数ヶ月で、多くの会話をかわした。ほんねいままで知ろうともしなかった妹の姿を、本音を、たくさん見てきた。だけどな、それで俺たちの冷めた関係が変わったかというと、そんなわけもない。あつかむしろ悪化しているくらいなんだよ。詳しくは、言わないけどな。俺は相変わらず妹のことが大キレーだし、どうでもいいと思っているし。けいべつけんおあいつはあいつで、俺のことをいままで以上に軽蔑し、嫌悪しているんだ。めいもくむりなんだいでもって、その上で『人生相談』という名目を持ち出しては、無理難題を押しつけてくる。たまったもんじゃねーっての。

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こうさかきようすけきんきようそれが俺・高坂京介の近況を表わす、

もっとも適切な感想だろうぜ。

13俺の妹がこんなに可愛いわltがない③

くだんリビングに入ると、件の妹が電話をしているところだった。ていこしかはあしいつもの定位置・ソファに深く腰掛け、ぴっちりしたジーンズを穿いて、脚を組んでいる。そでてのひらかく袖で掌が隠れてしまうほどぶかぶかのシャツは、きっとそういうファッションなんだろう。にあいまいままったくもって、何を着ても似合うヤツである。自然とそう思ってしまう自分が忌々しい。きりようけいたいで、そんな器量よしの妹は、携帯に向かって、なにやら楽しそうに笑いかけていた。けい「えiPウッソー～なにそれえ～、じゃあ結局、カレシ振っちゃった系Pへーそーなんだあ～、あはは、ありえなーいそかみみみつめあでライトブラウンに染めた髪の毛、両耳にはピアス、長くのばした爪には艶やかにマニキュアを塗っている。すっびんでも十分目を群くだろう撒藤な顔を、窟.畿なメイクでさらに韓き上おとなふんいきげている。中学生には見えないくらい大人びた雰囲気。背がすらっと高く、しかし出るところはきっちり出ているー。あかぬきりのこのめちゃくちゃ垢抜けた女が、俺の妹・高坂桐乃。さい一四歳の女子中学生だ。ティーン誌とやらでモデル活動をやっていたり、陸上部のエースだけんぼんようあにきおおちがすごったり、学力テストで県五位だったりする、凡庸な兄貴とは人違いの凄いヤツだ。ひみっしゅみだが、こいつには、とんでもない秘密の趣味があった。とうてい信じられない、知った自分

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の正気を疑ってしまうほどカッ飛んだやつさ。づら何かっていうとだな......えーと、非常に=、百い辛いんだが......。おれきん俺の妹は、18禁美少女ゲーム、いわゆるエロゲーを愛しているのだ。ほんだな特に「妹もの」と呼ばれるジャンルが好きで好きでたまらなく、そういったアイテムを本棚かくしゆうのうしゆうしゆうの後ろにある隠し収納スペースに蒐集している。ほか他にも、子供向"アニメのDVDボックスやら、何やら......きりのめたま初めて桐乃のコレクションを見せられたときは、目ん玉飛び出るかと思ったもんさ。なんどもろもろ何度説明してもウソみたいな話だが......いま言った諸々は、すべて事実なんだよな......。あした,うん......うん...-じや、また明日ね、凡～」ごぴねこ語尾を上げた猫なで声で、電話を切る妹。ほんしようきしよく......本性を知っている俺としては、気色悪いことこの上ない。れいぞうこわや俺は冷蔵庫に飲み物を取りに行きたいのだが、我が家のリビングはキッチン・ダイニングといつしよ一緒になっているので、そこまでたどり着くためには、桐乃の目の前を通らなければならない。ちゆうちよ俺は妹とできる限り関わり合いになりたくないので、リビングの入口で躊躇してしまっていた。......なにやってんだよって思うかいP...-はあ......この心理が理解できるのは、めちゃくあにきちゃ感じ悪い妹を持つ兄貴だけだろうな:・...。