バスケバカと誕生日

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今日は日曜日。

そんでもって私、加藤朱里の誕生日。



でも、彼氏の火神大我は私に1通もメールをよこさなかった。



バスケバカめ・・・どうせまたバスケとかしてるのかも。日曜日で練習もないんだから休めっつーの。というかこの感じじゃ、今日私の誕生日ってことも知らないんだろうな。



私と大我は付き合って3ヶ月。元々クラスメイトで面識はあるが、一回、バスケをしている大我の姿を見た時、すごくカッコいいな、と思った。


まるで飛んでいるようにプレイをするあいつ。すごく高くて、私には手が届かない存在。そう思っていた。でも、先に告白してくれたのは大我だった。



「いつも応援してくれて、オレ、め、めっちゃ嬉しかったんだよ」



真っ赤になりながらゆっくりと伝えてくれたあの言葉。



「あの時はすごく嬉しかったけどさ、誕生日知らないなんて、ちょっと悲しいわ・・・」



はぁ、とため息をつきながら一人でつぶやいた。



ちょっと気分転換に外でも行こうかな、そう思いカバンを持って外に出ようとした。その時、私の携帯が鳴った。



『大我』



え?まさか知ってたとか?どきどきしながらもすかさずメールの内容を見る。







『ちょっと家に来い』




・・・。



はぁ?!なにこれオレ様?!

ちょっとでも期待した私がバカだった!!バカトウ!!



ちょっと一発お見舞いしたくなったので、私は急いでバカガミの家へ向かった。



女をナメたらどうなるか見せてやる・・・などとぶつぶつ言っているうちに家に着いた。





ピンポーン




ガチャ、とドアが開き、大我が顔を出した。



「お、はえーな・・「何がちょっと家に来いだこのバカガミ!!!」


私は思い切り叫んで大我のおなかにパンチをお見舞いした。



「いってーな!つかとにかく入れよ!!」

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⏰ Última actualización: May 20, 2015 ⏰

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