緑雨:
結局何もいわれないままその場から離れた。悪気は無かったと思うけど、許せない、私のリラックスタイムを奪いやがって。そう心の中で喋りながらクラスルームへ向かっていった。
月星: 何も言葉にできなかった惨めさと一人にされた寂しさがその場に立ち込めた。思ったより話しかけずらかった。それもそうだ、どこから見ても話しかけるなオーラだしてるもんな。別に人とコミニケーション撮るのが嫌いな訳じゃ無さそうだし。どうすれば興味持ってもらえるかが問題なんだよな。「はぁ~よしっと」行き良いよく立ち上がると自分に言い聞かせるかのように「まだまだチャンスはある」とつぶやいた。空が青く透きとおっていた...
彼女は残りの授業時間をだいたい窓の外を何か探しているような目で見ていた、その他はボーっとしていて黒板に吸い寄せられたみたいに目が釘付けになっている姿がかわいいな〜なんて思っちゃていたりしていて、なんだかどんどん好きになっていく。一目惚れと言う奴だ。何故だろう特別にかわいいわけでは無い、けど、印象的な顔つきとその漂う雰囲気がすごい。魅力的な子だと思うあの、メキシコの絵かきだって別に綺麗だったわけでも無い、けどその魅力で多くの男を落とし入れたとかなんとか、しかもみんな大物だったらしい。
そう思っていたらあっと言う間に授業が終わった、彼女は驚くほどの速さで教室を出て行った、喋りかけるチャンスなどどこにも無かった。
緑雨:
帰り道の途中に小さな小道があった、そこの間を歩いて行くと森があるそんなに大きなはずは無いけど、落ち着かせてくれる、そこからしばらく行くと少し開かれたところに大きな木がある、引っ越してきてすぐに見つけた私の第二の居場所みたいな存在なのかもしれない。鞄を手ごろな枝に引っ掛けてから
木に登り始めた、そこで一番座り心地がいいところを探し、しばらくそこで暇を潰してよっ。謎のテンションが上がり始める。そうだあそこに寄ろう、もしかしたらまたあそこにいるかもしれない...
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