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学校の文化祭。
わたしが通ってる学校は留学生がいて、外国人の先輩たちもバンドで出てた。

わたしは後夜祭の3番目に、親友の真衣、結衣、美希、佳奈、わたしの5人でバンドを組んで出ることになってる。

初めてのステージ。めちゃくちゃ緊張するけど、楽しむ!!

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ライブは最高だった。

ステージに出たときと1曲目は、すごいガチガチだったけど、ボーカルの真衣がMCしたらなんか安心して、緊張とけた。

ステージをおりるといろんな人から、良かったって言われてそんな経験したことないからすごく嬉しかったし恥ずかしかった。

お守り替わりのピックを握りながら歩いていると背が高い男の人が私の前に来て言った。

「ねえこの子かりていい??」

言うだけで、私の手首を掴んで歩き出した。

何がなんだかわからずついていくしかなかった。

彼は教室棟の三階で止まって、振り返った。

「あのさぁ、おれお前のこと好きなんだけど。だからさ俺の彼女にならん?」

はああああああああああ!?

ちょっとまって、、、
どこの誰か知らないし初めて会って彼女とかむり!!ってかやだ!!

「初めて会ったばっかりだし、そもそも私あなたのこと知らないし。だから無理です。」

そう言ったところで足音が近づいてくるのに気がついた。
彼も気がついたようで、顔を近づけてきた。
え?!キスされる感じ?!!

そう思ったら、私の顔まで3センチもないところで止まった。

心臓がうるさい。こんな経験、今までしたことない。

彼からは、、、タバコ?と、、、チョコレート?のにおいがする。
タバコのにおいに敏感な私の鼻はすれ違う人、すれ違う車のたばこのにおいにいちいち顔を歪めてしまう。
だから、きっとたばこのにおいがする。

彼の手が私の肩に。心臓が高鳴る。彼は下をみている。ちゃんと目を開けている。

足音が彼の背中を通り過ぎていく。足音がきこえなくなった時、彼が私から離れた。そして来た廊下を戻り始めた。振り返って言う。
「俺はルイ じゃあねあおいちゃん!」
歩いて行ってしまった。私の頭は止まったまま。

っていうかどうしてわたしの名前知ってるの????!

my love storyWhere stories live. Discover now