ルイに腕をつかまれて、ついていくしかなかった。ってか痛い。
そんな痛みよりも周りからの視線を感じる。
そりゃ、"あの"ルイが私みたいな人を引っ張ってるんだもんね。しかも笑顔で。うわ、絶対さっきの女の子「誰あれ!??なんで私のルイに触られてんの!?」とか思ってそう。あー怖い怖い。
そんなことを考えてるとルイの足が止まった。ルイの背中に激突してしまった。
「痛っ!なんでいきなり止まるの?」
ルイがびっくりしたみたいな顔して振り返った。
「うわ!ごめん!腕も大丈夫?」
心配するなら最初から優しく掴んでください。ルイにつれてこられたところはゲーセンだった。どうやら、プリクラをとりたいらしい。あんまりとったことないから私もよくわからないけど、ルイがあまりにもキラキラした顔で言うもんだからおっけいしちゃった。
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できたのを眺めながらルイが声を出す。
「あおいちゃんありがとー!!!目おっきくない?大きすぎだよね笑 うわー俺の目ってこんなにおっきいの?笑」
あ、なんか笑顔好きかも。
「プリクラは目が大きくなるようになってるんだよー」
半分こして、ゲーセンをでた。
ゲーセンはショッピングモールの中にあったから、モールの中をまわった。
カフェみたいなところでおしゃべりしたり、雑貨屋さんで色々みたり。なんか、ルイって悪い人じゃないみたい。
出会いは(私にしてみたら)そんなに良くないけど、今日だけでイメージ変わった。笑顔良いし!私の方の最寄り駅まで送ってくれて、電話番号とメアドとミドリラインっていう無料通話アプリのIDを交換した。
お風呂からあがったらルイから「あったかくしてから寝てね!おやすみ」ってラインがきてた。
あーなんかこういうの良いかも。
そんなことを思いながら、あおいは布団に入った。