甘いお菓子

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今回は研日です!

研磨side

リ「ショーヨー!久しぶり!背伸びたかー!」

日「第一声がそれ?!」

研「リエーフうるさい。」

今日は、久々に翔陽に会えた。だけど、このでかいのはいつもウルサイ。てゆーか、「背伸びたか」とか、女子にとっては禁句でしょ。デリカシー無さすぎ。

案の定、翔陽は、「第一声に背伸びたかとか、聞く?!普通!!」ってスゴイ怒ってる。でもリエーフは、「俺は普通じゃないから!」って言って、翔陽に抱きついた。

研「(ふざけんな‥……。)」

思った言葉がこれしかなかった。

練習になっても、リエーフにトスを上げる気にはなれなかった。正確には、練習に参加する気になれなかった。体育館の外の水飲み場の近くでスマホをいじりながらため息をはいた。

日「どうしたの?研磨?」

研「Σっ!?」

驚いた。本当に驚いた。落としそうになったスマホを握り締め、振り向いた。そこには、ドリンクボトルが入ったカゴを持った翔陽が立っていた。

翔陽に、「練習は?」って聞かれて「サボり」って答えた。翔陽は、「ダメじゃん。」って言いながら苦笑した。その顔をあのでかいのにも見せてるの?

俺は、翔陽に

研「翔陽は、俺のこと好き?」

って聞いてみた。すると、翔陽はニッコリと微笑んで、

日「研磨だけだよ。私が好きなのは」

って。絶対に、リエーフにはあげない。

「好き」それは「甘いお菓子」のよう

ハイキューWhere stories live. Discover now