太陽の匂い

37 4 1
                                    

今回は研日です!

研磨side

日「研磨~!くすぐったい~!」

僕は、翔陽の首筋に顔を埋めてグリグリと頭を押しつけていた。当の本人は「やめてよ~!」
と言っているが、まったく嫌がっていない。

僕の頬には、翔陽の髪があたってくすぐったい。見かけは、なんだかモサモサしてそうな雰囲気だが、触ってみるとすごくフワフワしていてさわり心地がいい。例えると、すごく高級な毛布かな………。

僕は、移動して翔陽の前に来るとまた、翔陽を抱き締める。翔陽は、僕の耳元でクスクス笑いながら、手を回してくる。

それがすごくかわいくて、ギュウギュウと抱き締めると、翔陽も負けじとギュウギュウ抱き締めてくる。

そしたら、翔陽の髪の毛からフワッといい香りがしてきた。(バラ?ラベンダー?百合の花?)

クンクンと猫みたいに翔陽の髪の毛のにおいをかぐ。翔陽は、身をよじりながら「あのー研磨さーん……」といっている。

研「翔陽……いい匂いがする………」

日「え?そうかな~?」

翔陽が、腕を上げると、また別の匂いが漂ってきた。(ん?何のにおい?)

不思議に思って、翔陽を見るとニコッと微笑まれた。

研「(そういうことか………)」

僕が知らないわけだ。

翔陽の体からはっされる匂いは自然に出されるもの。

それは、安心する「太陽の匂い」

ハイキューWhere stories live. Discover now