人は 利用者も 介護者も かけがえのない生命を 生きている 人格である。
人の生命は 傷つき、病み、死にいくものである。
自分と他者が 共有している この弱さの共感が、隣人を 自分のように 考えさせる。
この互助と受容こそ 福祉の心、介護の心である。
介護学生はこの介護の理念に基づいて、援助技術を体得し、期待される 介護福祉士像の 自己実現の 道を歩むものである。介護の介は 介在、助けるの意で 人と人が支え合い、譲り合うということである。
介護福祉士は 対人関係の 真っ只中で、 良い人間関係をつくる「かなめ」の役割を担っている。
そのために、介護学生はいつでも、どこでも、だれとでも、良い対人関係を 作れる人格が もとめられている。
人々のありかたを よく見つめて判断し、連携の できる人材となること。介護福祉士協会編集
『介護福祉実習指導』