ロジーニ

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***ミン目線***

私は着替えて、ワクワクした気持ちで部屋をでるとポリーがちょうど彼女のアパートに戻てきた所にだった。

「やっほー。」私は言った。

「あ、うん。」彼女は私の方に振り向き微笑んで返事をした。

「大丈夫?なんかあった?」私は聞いた。

「うん、大丈夫だよ。ミン、今日はすっごく可愛らしいね。ミンがパステルピンクのワンピース来ている所見たことないかも。」彼女は言った。「ただちょっと退屈なだけ。もう、レストランに着いてるのかと思った。」

「今行くところ。」私は嬉しそうに言った。

「行ってらっしゃい、何かあったら電話してね。」ポリーはそう言うと私にハグをした。

「ありがとう、じゃあね。」私は彼女に手を振るとエレベーターに乗った。

いつもみたいに私はスカイ列車に乗った。でも一つだけいつもと違うことがある。それはポリーが私の隣にいない事だ。私はふと時計を見た。4:55、やばい!待ち合わせの時間まであと5分しかない!

私は出来るだけ早く走った。スカイ列車の駅の階段を駆け下がり、左に曲がり、右に曲がり、そしてまた左に曲がった。よし、そしたらレストランはすぐ目の前...え!モーターサイクリストじゃん!でもラッキーレストランの所まで連れってもらえる。

私は中に入った。

「どこまで行きますかお客さん?」三十代くらいのおじさんが言った。

「ロジー二のレストランまで。」

「二十バット(65円)だよ。」彼は言った

「ありがとうございます。」私はそう言うとまた時間を見た5:18!大遅刻だ!

レストランに着くと私はドアを思いっきり開け、急ぎ足で中に入った。カウンターの所に店員さんがいた。

「予約しているんですが...」私は彼女に言った。

「お名前は?」彼女は尋ねた

「えっと、ラパットサード...」私は必死に名前を思い出そうとした。

「こちらです。」彼女はそう言うと、レストランのある二階へと案内してくれた。私はこの反応に驚いた。何時に予約してあったとか、予約したのもサードだし...名前覚えていたのかな?サードは英語で三番目て言う意味だし。私は二階まで彼女の後を続き、そして彼女は私はをある部屋に案内してくれた。そこに黒いスーツを着たサードが座っていた。

彼は振り向いて私を見ると明るく微笑み、手を振った。

「待ってたよ。」彼はそう言って立ち上がると私の席を引いてくれた。

「ありがとう。」私は嬉しそうに言った。「遅れてゴメンね。」

「全然、大丈夫だよ。」彼は笑いながら言った。ウエイトレスが食事をテーブルに並べた。

「俺こそゴメン先に注文したんだ。着くころにはお腹すいてるかなって。」彼は謝りながら言った。

「全然!むしろありがとう。」私は部屋を見渡しながら言った。綺麗な絵が壁に掛けてあり、綺麗なシャンデリアが天井からぶら下がっていた。そして私たちが座っている丸いテーブルの真ん中には蝋燭が置いてあった。そしてテーブルの反対側には微笑んでるサードが私を見つめている。

「ここ気に入ってくれた?」彼は聞いた。

「うん!すっごく綺麗!」

「何か飲みたいものある?」彼はまた聞いた。

「水でいいや。」私は言った。

「ワインとかどう?」彼は提案した。

「ううん、大丈夫。」

「本当に?」彼は眉毛を片方上げて聞いた。

「だって明日学校だし。」私は言った。

「ははは、明日学校ないよ、今日金曜日だよ。」彼は笑いながら言った。

「でも...」私は視線をそらして言った。

「ちょっとだけで良いからね?俺何もしないから?きっと楽しいよ?」彼は攻めてきた。

「そこまで言うなら...」

「やったー!」彼はテーブルに置いてあったワインボトルを手に取ると私のグラスにワインを継いだ。

「ほかにご注文は?」ウエイトレスが尋ねた。彼女がテーブルに食事を並べていた時、彼女は何故かサードの方をチラチラと見ていた。

「あ、もう結構です。」彼は少しきつく言った。そしてウエイトレスは部屋を出た。

私はテーブルに並べられた食べ物を見た。「これ...ちょっと注文しすぎじゃない?」

「全部食べなくても大丈夫だよ。」彼は言った。

「でももったいないし、きっとすっごく高かっただろうし、個室まで用意してくれて。」私は言った。

「ははは、大した事じゃないよ。」彼は言った。

「でも...」

「遠慮しないで食べてよ。」サードは彼の可愛らしい瞳を見せながら言った。「ただこのあいだした事の罪を償いたかっただけ。」

だから私は食べ始めた。

「兄弟いるの?」彼は聞いた。

「ううん、一人っ子だよ。」私は微笑んで答えた。

「俺、上に姉が二人いるんだ。うざいけど、優しい時もある。」彼は笑いながら言った。

「お姉さん二人もいたの!」私は驚いて言った。

「うん、双子の。」

「え!一卵性?」私は興味深々で聞いた。

「うん!」彼はまた笑いながら言った。

「でも性格は全然違うよ。」彼はそう言った。「一人はすっごく女子っぽくてもう一人はボーイッシュ。ロズマリーが女子っぽくてデスティーニーがボーイッシュ。」

「兄弟がいて良いな。」私は眉間にしわをよせて言った。

「何で?」

「私、すぐ退屈しちゃうんだよね。でもサードには家でも相手にしてくれる人がいる。でも私は違う、いつも一人ぼっち。でも今はポリーが反対のアパートに住んでるんだ。好きな時に彼女に会いに行ける!」私は言い終えると笑った。そしてガーリックブレッドを食べた。うーーーーん!美味しい!!

「でも兄弟てたまにすっごくうざいよ?前、俺がトイレにいる時ロズマリーがもうすぐで入ってきそうになった時があったんだ。」彼は頬を赤らめて言った。

「あははははは!今度はちゃんと鍵閉めてよ?」私は笑いながら言った。そしてワインを一口飲んだ。

「うん...あの日以来鍵だけはちゃんと閉めるようになったんだ。」彼は恥ずかしそうに笑った。「もっと飲む?」彼は笑顔で聞いた。

「うん、お願い。」私は彼にグラスを渡すと彼はもっとワインを継いだ。

「乾杯!」彼はグラスを少し高めに持つとそう言った。

「乾杯!」私は私のグラスを彼のグラスに軽く当てて言った。

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⏰ Last updated: Jun 19, 2017 ⏰

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