***ミン目線***
私は左手の手の甲を未だにこすりながら同じ席に座っていた。おかしいな、もう五分も立っているのにまだ赤い。何で彼の体温あんなに高かったんだろう
そういえば、彼、いったどうしたんだろうまだ二回しか話してないけどさっきの反応はどう考えてもおかしかった。まるで、私の隣(となり)に座るのが嫌、みたいな反応だった。
私はアパートの近くまで来たのを把握(はあく)し、ポールの所にあったボタンを押した。
バスは止まり、私は下りた。
***ポリー目線***
私は叔母(おば)さんのパブに入った。
そして一番すみにある席に座った。水曜日の夜だから今日はそんなに混んでない。
「こんな所で何してるの」アノング叔母(おば)さんは私を見て言った。
「分からない、気が付いたらここに来てた。」私はそっけなく言った。
「何かあったの何でそんなに顔が赤いの」叔母(おば)さんは質問攻(しつもんぜ)めをしてきた。
「何でもない、お水もらっても良い」私は叔母(おば)さんに尋ねた。
何も言わずに、叔母(おば)さんは水を私の前に置いてくれた。
そして私は何も言わずに飲んだ。
「はあ...うん、ちょっと良くなった。」
もう、まだ心臓の音が静まらない。
私の叔母(おば)さんは急にビックリした表情に変わり「ちょっと、あんた、首」と言った
私はきょとんとした顔で叔母(おば)さんを見た。
「それ、もしかしてキスマーク」叔母(おば)さんは驚(おどろ)きに声を上げた。
「え、キスマークどこ」私は首の方を見ようとした。首を触(さわ)ると一か所少し痛むところがあった。え
「ちょっとポリー、何があったのどんな男」叔母(おば)さんはさらに声を上げた。
私は叔母(おば)さんに何が起きたのかを全て正直に話した。
「嘘(うそ)でしょ」叔母(おば)さんは言った。
「嘘(うそ)じゃない。」
「ちょっと、イケメンぽい子じゃーん」
「は」私は驚(おどろ)きのあまりに叫(さけ)んだ。
「ああ、あんたが羨(うらや)ましいわ。私にもそんな男がいたらなー。」叔母(おば)さんは羨(うらや)ましそうに言った。「で、どうだった、嬉しかった」
「嬉しい嫌だったに決まってるじゃない」
「でも初めにやったのはあなたなんだからこれでおあいこ。彼も、その時、かなり動揺(どうよう)しただろうね。」
あの電車の中での事件の記憶が止まることなく私の頭の中をぐるぐると回った。
「まああなた達はキスマークカップルてことね。全くおませさんなんだからああ、それとそのキスマークしばらく後があると思うわ。問題ね」叔母(おば)さんは笑いながら言った。
「それで、あなたは彼の事好きなの」彼女は聞いた。
「分からない、とりあえず勉強に巣中してる。」私は言った。
「そう、まあ事情(じじょう)を聞く限(かぎ)り彼の事を好きになるのは時間の問題ね。」叔母(おば)さんは言った。
「それだけはありえないね。彼が私の周りにいるとイライラする。これ以上彼と話したら私がどうにかなりそう。」私は眉間(みけん)にしわを寄(よ)せながら言った。
「まあそれも良いかもね。彼みたいな子に恋しちゃうと面倒よ。」叔母(おば)さんは確信した。
私達はそのまましばらく話していた。アパートに帰ると、自分の部屋に戻る前に、ミンの部屋のチャイムを鳴らした。ミン、まだ起きてるかな
***ミン目線***
ドアのチャイムが鳴り、私はドアを開けた。
「ヤッホー」ドアの反対側にいたのはポリーだった。
「今日、ミンの部屋に泊ってもいい」
ポリーが中に入ると私は彼女に私のパジャマを渡した。
「ポリー、覚えてる下見に行った日、ダオに学校案内されて、私が自動販売機に行った時、ある男の子に会ったの。私がオレオを買ったんだけど、引っかかっちゃて、取ってくれたの。それで今日、バス停で彼に会って、少し話したんだ。」そして私はバスでの出来事を全て話した。
「私的にはミンの隣が嫌だったとは思わないな。彼、具合が悪かったとかそしたら彼の体温が以上に高かった事にも説明つくし。それでミンにうつしたくなかったとか」ポリーはそう言ったけど私を元気つけようとしていたのは言われなくても分かった。
「彼女...いるのかな」私は眉間(みけん)にしわを寄(よ)せながら言った。
「いる...かもしれない。でも、じゃあ、何で彼はミンの隣に座りたかった分からなくない」ポリーは言った。
ポリーの言いたいことは分かった、でも、かっこよくて、優しくて、お金持の彼に彼女がいないとは考えにくい。ていうかありえない。
「でも、すっごく変だった。」私は言った。「あ彼にハンカチ返すの忘れてたてまあそれはいっか。で、ポリーはどうしたの」
「疲れすぎてて説明できない。明日説明する。」ポリーはあくびをしながら言った。
「そうだね、もう寝ようか。もう分だ明日学校だしもう寝よう。明日話してね。」
「うん、おやすみ。」ポリーはまたあくびをしながら言った。
「おやすみ。」私もあくびをしながら言った。
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四つ目惚れ
Romantizmタイの学校を二人の友人が出て行った...二人の友情は壊れてしまうのか、それとも恋情や悲劇を無事に乗り越えられるのか?今まで明かされてきた秘密、二人は現実を認められるのかそれともこれが終わりなのか?現実か物語、二人がどちらを選ぼうと、お互いに大きな壁をのり超えていかなくてはならない。この選ぶべき道が二人の人生を永遠に変える事になる。そう、これは二人にとって人生で一番大切な選択なのだ...その先にも二人はこの長い人生で色々な選択をしていかなくてはならない...それとも...短い人生? 答えはひとつ...