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カッコ悪くないかと、いちいち見た目をチェックするために鏡を見てしまう。今日は黒いシャツとスキニージーンズを着ることにした。別にいつもの格好と同じだけど。

まあ運の悪いことにヘアアイロンが朝壊れた。4、5年間毎日使ってきたのに。いつかは壊れるんだと思ってたけど、何で今日?!

最近床屋に行ってないから髪が肩くらいまで伸びてきた。

全部切れたらいいのに。今の髪は嫌いだ。

ため息と共に鏡から離れた。黒いヴァンズの靴を部屋の隅から取ってきて、早く履いた。その後携帯を持って部屋を出た。

一階に下がって車の鍵を探した。5分後まだ見つからなくて取り乱して、

「母さん、車の鍵は?」

と、叫んだ。

「私が持ってるわよ」

と言って、僕がいるキッチンに入ってきた。目の前に鍵をぶら下げた。

「使っていい?友達に会いに行くんだけど。」

そう説明した。早くこの会話を終わらせようと焦っていた。もう遅刻してるから急がなくちゃいけないのに。

「クリスによろしく伝えといてね。」

と言って、僕に鍵を投げた。ドジの僕は鍵をキャッチする前に地面に落とした。

「クリスじゃないし。他にも友達いるんだけど。」

と言って、鍵を拾って玄関に向かった。

母さんは笑い、

「まあいいわ。楽しんできてねダニエル。門限は10時だって忘れないでね!」

僕はドアを開け、

「分かってるよ!行ってきます。」

と叫んで、家を出た。

車でスタバに向かった。

中に入ると、すぐにフィルを見つけた。奥の角の席に座ってるフィルに向かう。歩いている途中に、フィルが振り向いて僕に気づいた。

「おーいダン」

と言って僕をハグした。僕はハグなんて期待も準備もしてなかったから最初は驚いたけど、後々フィルの暖かい体を受け入れて、僕もハグをした。

「チィッスフィル。遅れちゃってごめんな。」

僕は体を離した後言った。

「全然。座れよ、俺飲み物買ってくるから。何がいい?」

とフィルが聞いた。

「あ、いいよ、自分で買うから。」

おごられるのは好きじゃない。いつも申し訳ないと思っちゃうから、いつもは自分でものを買うようにしてる。

「おごらせてよ」

フィルは譲らなかった。僕がどう言っても多分譲らないのは分かった。

諦めのため息をついた

「うーんじゃあ」

座りながら僕は

「キャラメルマキアートをお願い」

と言った。フィルは笑顔でうなずいた。

歩き出したと共に僕は携帯を出して、フィルが戻るまでタンブラーで暇潰しをした。リブログしたり、スキを付けたり。

「ありがとう」

コーヒーを受け取った。

「どういたしまして」

とフィルは答えた。僕は携帯をポッケに詰め込みコーヒーを一口飲んだ。

「髪、巻いた?」

とフィルは聞いた。

僕は、笑いながら

「いや、普通はこうなんだ。ヘアアイロンが壊れちゃったから今日はこのホビットみたいな髪だけど。」

と伝えると、

「ホビットみたい?」

フィルは笑ってくれた。

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⏰ Son güncelleme: Jul 17, 2021 ⏰

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