こんにちは。8年の図工を担当している者です。これから8-2の優等生川口あきひこについて話したいと思う。
私は知っています。川口君はいつも真面目に勉強に取り組んでいて、苦手なものはないと言っても過言ではないと思う。私が見回りをしていたある日の給食の時間、川口君はクラスメイトの女子達に囲まれていました。川口君は知恵もあり、家庭もとても裕福な生徒さんです。生徒同士何があるのかは私ごときが踏み入ることではありません。私はこれを知ってしまった以上校長にも、理事長にも言えません。この学年の秘密は教えている我々先生達の中ではこうやって記録するのみと約束しています。
川口君は周りにいた女子達にお金をあげていたり、色々なものを買ってあげたり、宿題をうつさせてあげたり。川口君は女子に使われていた。チヤホヤされる事で浮かれている川口君を女子達はまんまと騙していた。
その事がバレた時、川口君は復讐を誓った。闇をさらけ出し、流石「8」と言えるほどの復讐欲、「今まで自分を金ズルとして使われていた」ということ。彼は壊れ始めていた。もう誰にも、どうする事もできないでしょう。
だから、私達先生は黙ってこの学年のことは言わないのさ。いつか死ぬ時が来るかもしれない。この学年を教えている先生の1人が死んでしまったら、今まで私たちが書いていたものを提出すると決めている。本音を言うと早くこんな学校で先生をやるのをやめたいくらいだ。